2018-01-26

|法律

なぜ会社は副業を禁止するのか?

副業が雑誌などで特集されることも多くなり副業ブームとも言われていますが、まだまだ多くの会社が就業規則内で副業を禁止しているケースが多いです。しかし、なぜ会社は社員の副業を禁止するのでしょうか。

なぜ副業を禁止に?

会社の言い分としては会社としてメリットがないということが言えるでしょう。本業をおろそかにされてしまうリスク、顧客名簿など情報漏えいのリスク、退職されてしまうリスクなど他にもリスクとなりうるものは数多くあります。副業を禁止したところで会社にメリットはないが、デメリットとなる要因を取り除くという考えが強いかもしれません。

実際の具体例として、顧客名簿を不正に利用し会社の事業領域を荒らした後に独立してしまったり、会社の備品を使用したり就業時間に副業をしていたりなどといった例は多数あります。

また、日本では徐々に無くなりつつありますが終身雇用という制度があり、会社に働いている期間はずっと尽くす代わりに会社も社員を雇用し続けるという流れがありました。そういった流れを乱すことに繋がるということもあるのかもしれません。

実は禁じていない?

これから副業をしてみたいと考えている方で、就業規則を確認すると副業が禁止されており諦めてしまったという方もいるかもしれませんが、実は法律では副業を禁じていないのです。

しかし、就業規則に記載されていて禁止されているのであれば就業規則に同意した上で働いている以上副業は出来ないのではないかと思ってしまう人も多いでしょう。これは大きな勘違いで、就業規則というのは社員が就業している間の規則であるということを理解しなければなりません。この就業している間というのは、出勤して退勤するまでの間であって仕事の時間以外のいわゆるプライベートの時間を縛るためのものではありません。実際に、副業をしていたということで解雇された社員が解雇の無効を訴え裁判を起こした結果、解雇権の濫用が認められて解雇が無効となった具体例もあります。

「会社が副業を禁止する理由」まとめ

無駄なトラブルを招く可能性もあるのでわざわざ副業をしていることを言いふらす必要はありませんが、仮に副業をしていることがバレたとしても就業中に問題がなければ会社をやめさせることは出来ないということです。

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